「待つこと」の大切さ


モンテッソーリではお手本を見せることを「提示」といいます。
提示を通して、教具の扱い方や操作方法を伝える目的があります。


お手本を見た子どもは、その「手の動かし方」「順番」「操作方法」を焼き付け、それと同じように再現しようとします。


「動きを獲得する」運動の敏感期
「大人の真似をしたい」模倣の敏感期


その2つが重なる2歳くらいの子どもたちは、大人と同じものを使って、大人と同じようにやりたい!という強い衝動がでてきます。


大人の手を振り払う
大人が横から手を出すとひっくりかえって怒り狂う
大人が手を出そうとすると「ジブンで!!!」と制する

という姿、ありますよね!


思わず手を出してしまった日には「最初から!」といって、大人が手を出す前の状態に戻させてから、自分で1からやろうとします(笑)


その気持ちを尊重したい反面

子どもがうまくできない(やり方が間違えている)のを見ると手や口を出さずにはいられないのです。だってそのままやっていてもうまくいかないよ!というのが大人にはわかるから!
 



提示が見れない問題


この時に使えるのが提示。
横から手出し口出しをするのではなく、提示を見てもらうのです。


今度はママの番ね
次先生やってみるね、見ててね
順番でやろうか

と提案して、正しいやり方(どのように動かしているのか)を見てもらいます。


が、ここで多くの相談をいただくのが
「提示が見れない」ということ。


提示の途中で立ち上がってどこかへ言ってしまう
提示の途中で手を出して自分でやろうとする
提示をしようとすると「やだ!」といって絶対聞こうとしない

という相談が絶えないのです。
 
 
実際、「待つ」「話を聞く」という姿勢は大切です。
何かを習得する時、成し遂げる時に「人の話を聞く」というのは基本だからです。

では、どんな対応が必要なのでしょうか?




子どもと信頼関係を築く

まず提示を見てもらうために必要な大前提は「信頼関係」です。

信頼関係がないと、子どもはこちらの話を聞いてくれません。ではどうしたら信頼関係を結べるでしょうか。



①子どもの話を聴く
子どもの話を聞く、ではなく、聴いていますか?子どもは言葉以外にも色々なサインを出しています。表情、姿勢、目の輝き、声色など、子どもからのサインをキャッチしていますか?
口を開けば注意・指示・コントロール・禁止では、子どもは話を聞かなくなります。話を聞いてほしければ、まずはこちらが「聴く」こと。子どもだけじゃなく、人間関係においても基本ですよね。

こちらが言いたいことばかりではなく、子どもが大人に聞いてほしいこと、子どもが話したいことを、目を見てしっかり聴いてあげましょう。その先に、双方向のコミュニケーションがありますよ。





②やらせたいこと、じゃなくて「子どもがやりたいこと」に寄り添う
大人の意思や都合で「やらせたいこと」ばかり、やらせていませんか?子どもの意思を尊重せずに「これがいいよ」「これを練習してほしい」「これを習得しておかなきゃ!」といった具合に、大人の都合を押し付けようとすると、子どもはさっさとその場から消えます笑

「提示を見てたら、次は私の番!(ワクワク)」
「何が始まるんだろう?楽しそう!!(ワクワク)」

そういうワクワク楽しみな気持ちがあると子どもは待てます。
私は手品を見せるような気持ちで「見ててね〜見ててね〜これから楽しいことはじまるよ〜♪」と心で唱えるように提示をするときがあります。

提示を見て自分を同じようにやってみたらうまくできた!

そういう小さな成功体験が「待つ・見る・聞く」に繋がる部分も大きいですね。





③信じて待つ
子どもは前頭前野の未発達により、感情のコントロールが未熟です。
やりたい!という衝動に勝てず手が出てしまったり、待つことができずにひったくってでも自分でやろうとしてしまう…ということもあり、それは普通です。

その時に「提示見ないからでしょ!」「だから話聞きなさいって言ったでしょ!」と責めるようなことを言いたくなるかもしれませんが、それを言ってしまうとますます(自主的に)見る・聞く、ということから遠ざけてしまいます。

子どもの成長(未発達な部分)に寄り添いながら、次第にできるようになることを信じ、根気強く繰り返しましょう。①と②があって、信頼関係があれば、成長とともに次第に待てる時間も長くなるはずです。




いかがでしたか?

最後はいつも同じような締めになりますが笑

私たちができることは、環境を整えたら、あとは信じて気長に待つのみです(^ ^)

結果ばかり見ていると楽しくありません。
結果を焦るとイライラします。


子どもは自分で学び取る力があって、いつできるようになるかは、子どもだけが知っている答えです。

できるようにさせたい!
やらせてあげたい!

という気持ちを抑えて肩の力を抜いて、子どもと楽しむ気持ちでいいのではないでしょうか♪

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