自分でやる子になるモンテッソーリ教育


教室にくる女の子、自分でジャンバーを着て、自分で帽子をかぶり、自分で靴を履いて「さよなら」をして出て行きます。


2歳になったばかりの女の子です。


途中で目に入ったことについておしゃべりを始めたり、立ち止まって何かを見ていたり、反対に履いたり…時間はかかります。


でもそれを毎回じっくり待っているお母さん。

急いでいるときや、困っているときには「お手伝いしてもいいですか?」と聞いてから手を出すお母さん。


忙しい大人にとっては「待つ」というのはとても難しいことですが、時間を与えることがもたらす子どもへの影響は絶大です。




子どもは「ジブンで」やりたがっている


冒頭の女の子。年齢を書きましたが、ここで大事なのは「何歳でできた」ということではありません。

何歳でできたかは、どうでも良いのです。


それよりも
本人が「やりたい!」と望んだときにできる環境があったかどうか。


多くの親は幼稚園が始まる頃になって(または始まってから)小学校が始まる頃になって(または始まってから)

やろうとしない
やりたがらない
できない

と困って相談されるのですが、もしかしたら子どもの「やりたい!」という時期が過ぎてしまったのかも…しれません。

年齢を伝えたのは、子どもがやりたがっている(いた)その時期は、私たち大人が思っているよりも早いということを伝えたかったのです。

それが「敏感期」です。



提示と練習時間


敏感期に、それに見合った環境があれば、子どもはどんどん吸収しながら学んでいきます。


モンテッソーリ女史は
「子どもは(できない)のではなく、(やりかたを知らないだけ)」と言いました。

私自身、モンテッソーリのこの言葉に触れなければ、いつまでも

まだ難しいから
うまくできないから

と全てのものから遠ざけていたでしょう。

生まれてまだ2年しか経っていない子が、まさか自分で自分のことがほとんどできるようになるなんて、思ってもみなかったのです。


子どもはできます。
できないのは、その環境がないだけ。
(もちろん発達に全く見合わないものは難しいですが)
 
 
子どもがやりたがったら、まずはやり方を伝えましょう。

伝え方のポイントです。

・ゆっくり(大人が思う「ゆっくり」のさらにゆっくり)
・正確に(無駄な動きはしない)
・「動き方」を伝える(言葉での説明は最小限で大丈夫です)


まずは大人がお見本を見せたら、子どもにやってもらいましょう。

そして、子どもには練習時間をたっぷり与えましょう。


うまくできなくて、ひっくり返るかもしれません。
うまくできなくて、あきらめるかもしれません。


でも大丈夫。否定したり頭ごなしに怒ったりしなければ、子どもはまた別の機会にきっとチャレンジします。


そしてもう一つ頭にいれておいてほしいのは、いつでも「待ってあげる」ということができなくても、大丈夫だということ。

大人には大人の社会、都合、時間があります。
いつでも子どもに合わせてゆったり待ってあげられるわけでもありません。


でも子どもたちの「敏感期」を知っていれば、配慮した言い方や、促しができますよね。


そうやって子どもの発達、子どもの敏感期、子どもの気持ちに寄り添えば

子どもって本当にすごい!

と、ますます子育てが面白くなるはずです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です