子どもを信じる力 


モンテッソーリ教育を家庭に取り入れる時の一番の難関は「信じる」ということなのかもしれないな〜と、感じることがあります。
 

モンテッソーリの中核となる考え方に「自己教育力」という言葉があります。それは「子どもは自分で自分を育てていく力がある・自分で成長していく力を持っている」という考え方です。
 

からっぽ状態の子どもたちに、知識や経験豊富な大人が何でもかんでも教え込み、知識を入れこみ、満タンにしていく

のではなくて

環境を整えて見守っていれば、子どもは自分で環境と関わり、吸収し、学び取っていくよ、ということです。


この考え方では当然「環境」が重要になるのですが、環境には2つあります。
 

<物的環境>
子どもたちを取り巻く空間や道具、教具など

<人的環境>
子どもをみまもる大人


の2つです。


とりわけ重要なのが <人的環境> です。



最近は「おうちモンテッソーリ」といって、家庭でモンテッソーリ教育を取り入れる手法が流行って(?)いますが

家庭でモンテッソーリをやろうとするときに「人的環境」には注意が必要です。

なぜなら「親」だから、です。


その理由は詳しく書くまでもありませんが「教師と子ども」と「親子」という関係性の違いがありますし、知識を持ち訓練されたモンテッソーリ教師と、そうでない親とでは、子どもへの観察眼や適切な関わりなど、単純にスキルの違いもあるでしょう。

 
 
人的環境で最も大切だと思うのは「子どもを信じること」です。
 
 
子どもを信じていない人は


先に教えようとします

「失敗しないように」と体験を奪います

そうじゃない、こうじゃない、と注意ばかりします

自分が思う方向へ子どもをコントロールします

待つことができません

良かれと思うことを押し付けようとします

失敗を許しません

結果ばかりを求めます



子どもを信じることができなければ、どんなに魅力的なお部屋と教具があっても、何の意味もなくなってしまうのです。
 
 
それどころか、目の前にあるたくさんの活動は、子どもにとってはどれもプレッシャーで、つまらないもので、面倒で、集中できるものは一つもない、ただの「もの」でしかありません。



モンテッソーリ教育では、子どもと、子どもの自己教育力を信じ、自由を保証しているからこそ、環境の中で子どもが活き活きとするのです。
 
 
なぜなら、自由にふるまえるからです。
自分がやりたいこと、好きなこと、知りたいことを自分で選択し、それに没頭することができる「自由」があるからこそ、なのです。


「信じる」というのは難しいことかもしれませんが、計り知れないパワーを持ちます。
  

信じて自由を与えられた子ども、任された子どもは力が湧きます。
前を向いて意欲的になります。
活き活きとした表情で、集中力が高まります。
もっとやりたい!つぎはこうしたい!と創造力が高まり、チャレンジ精神もでてきます。


子どもがやりたがっていることには大きな意味があります。
それをやらせてあげてください。

できないことを、できるようにさせるのではなくて
今できることを充分にやらせてあげてください。


子どもは自分の自由が保証されて、認められて、見守られていれば、必ず「もっと成長したい」「よりよくなりたい!」という気持ちがでてくるものです。



「子どもにこうなってほしい」という思いよりも、まずは大人が「信じる力(信じて見守る力)」を身につけたいですね。
 
  
子どもにだけ学ばせるのではなくて
一緒に学ぶから、子育ては楽しいのです。
 
 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です