「あれ?紫がないよ…?」
おしごとをしながら、そう呟いた女の子。
実は紫を違う色の板に刺していたのですが、お母様も私もそーっと行く末を見守っていたのです。
そう呟いた後、彼女は今までに刺した色を確かめ始めました。
一つ一つ確かめながら、既に刺した中から探していた色を見つけた後、静かに紫の色合わせを完成させてとても満足そうな表情を見せてくれました。
「その色違うよ…」
「さっき違う色に刺していたよ…」
大人が指摘しなくても、子どもは自ら誤りを訂正する力を持っています。その力は大人から訂正された後では出てこない、子どもが自分で自分を育てる力「自己教育力」の賜物です。
私たち講師だけではなく、いつも一緒に静かに見守ってくださる親御さま達。
感謝の気持ちでいっぱいです。
毎月、いろんな成長を見せてくれる週末クラスのみんな。
急におしゃべりが上手になっていたり。
急に背丈が大きくなって感じたり。
急にあんなことやこんなことも出来るようになっていたり。
来月はどんなおしごとを一緒にやろうかな。
いつも、ワクワクをありがとう。